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派遣プログラマーの実態

パソコン

 

“派遣”と聞くと、あまり良いイメージがありません。

このため、派遣プログラマーに対するイメージもあまりよくないものに。

しかし、それは誤解です。

 

派遣プログラマーはプログラマーとしてのキャリアを積むためには現代社会では欠かせない重要なものとなっており、正規雇用の派遣プログラマーもいます。

この記事では、派遣プログラマーとは何なのか、派遣プログラマーの年収や収入を上げるためのポイント、派遣プログラマーとして働くメリット・デメリットを紹介します。

 

派遣プログラマーとは

派遣プログラマーとは、その名前の通りに、派遣ビジネスをしている企業に登録していたり、雇用されているプログラマーがプログラマーを欲している様々な企業に派遣されて働いている人のことをいいます。

 

派遣プログラマーには以下のように主に三種類の雇用契約があります。

 

登録型派遣

派遣と聞いて多くの人が真っ先にイメージするのが、この登録型派遣です。

一般派遣とも言われる非正規雇用のプログラマーです。

派遣会社に登録し、派遣先企業で働くスタイルです。

 

登録型派遣プログラマーの給与は派遣先企業から派遣会社に支払われ、マージンを差し引いたお金が派遣プログラマーに支払われることになります。

つまり、派遣先がなければ収入が無いということになります。

 

プログラマー未経験者やスキルが低いプログラマーなどが登録型派遣で働くことが多いです。

 

常用型派遣

常用型派遣とは、派遣会社に正規雇用されているプログラマーがプログラマーを欲している企業に派遣されて働くスタイルの雇用契約です。

特定派遣とも言われています。

 

派遣先企業が契約料金を派遣会社に支払ってプログラマーを派遣してもらうのですが、登録型派遣と違って派遣プログラマーの給与は雇用している派遣会社が支払うことになります。

つまり極端な話、派遣先がなくても収入があるわけです。

 

基本的にはスキルの高いプログラマーが常用型派遣として働いています。

 

紹介予定型派遣

派遣先企業から正規雇用されることを前提にして、派遣会社の仲介で派遣プログラマーとして最長6ヶ月働くスタイルが紹介予定型派遣です。

 

一般の会社の正規雇用前の試用期間と似ていますが、紹介予定している派遣は正規雇用されるまで派遣会社が様々なサポートをしてくれるので安心して働けるというメリットがあります。

 

派遣プログラマーの年収は?

派遣プログラマーは時給平均約1,700円ですが、専門性の高い作業になるほど給与は高くなります。

つまり、スキルの高い派遣プログラマーほど給与が高くなるのです。

給与の平均的な相場は以下のようになっています。

 

 

したがって、派遣プログラマーの年収は300万円~600万円ほどとなります。

また、正規雇用されている常用型派遣プログラマーの場合はボーナスも貰えるので更に年収が一割程度アップします。

 

派遣プログラマーで収入を上げるためのポイント

派遣プログラマーが収入アップをするためには、様々な資格を取得してスキルアップをし、より専門性の高い仕事がでにきるようにすることが大切です。

 

取得がおすすめな資格は、Oracle認定Java資格です。

 

この資格は、世界中のプログラミング業界で一般的に使われているプログラミング言語“Java”によるプログラミング能力がどのくらいあるのかを客観的に示す資格です。

Javaを開発したオラクル社が資格試験を運営しており、試験のレベル別に「Bronze」「Silver」「Gold」の三種類あります。

 

この内、最も難しいGoldの資格取得がおすすめです。

 

Goldは、デザインパターンに関する知識、コアライブラリの使用方法やラムダ式・StreamAPIによる関数スタイルのプログラミング方法に関する知識などが必要であり、この資格があればプログラミングの設計~実装までを独力で行えるスキルがある優秀なプログラマーであることを証明できます。

 

転職市場でも活躍する資格であり、高単価の仕事を紹介してもらうことができるようになります。

派遣プログラマーとして働くメリット・デメリット

派遣プログラマーとして働くメリット・デメリットを以下で見てみましょう。

 

メリット

 

プログラマー未経験者がいきなり正規雇用のプログラマーとして働くのは難しいです。

しかし、登録型派遣プログラマーならば未経験者であっても簡単にプログラミングの仕事を見つけることができます。

 

企業ごとに、より効率的なシステム開発の方法を日々試行錯誤しています。

それらのノウハウを吸収して蓄積できるのは派遣として働くプログラマーならではのメリットです。

 

大企業の正規雇用プログラマーとして働くのは競争が激しすぎて非常に大変です。

しかし、派遣プログラマーとしてならば遥かに容易に大企業のプロジェクトに参加することができます。

 

一般IT企業にプログラマーとして就職した場合、年齢を重ねたプログラマーの仕事はマネジメントに移行します。

しかし、派遣プログラマーならば年齢を重ねても常にプログラマーとして働くことができます。

 

様々な企業に派遣される派遣プログラマーは広い人脈をつくれるというメリットもあります。

将来、フリーランスのプログラマーとして働くことを考えている場合、広い人脈は非常に大きなメリットとなります。

 

非正規の登録型派遣プログラマー限定のメリットですが、時間の融通が利くというメリットもあります。

登録型派遣プログラマーの中には、フリーランスのプログラマーとして働きながら登録型派遣プログラマーとして働く人もいます。

 

デメリット

登録型派遣プログラマーのデメリットですが、派遣先が見つからない場合があるというデメリットがあります。

 

派遣先が見つからないと無収入になってしまいます。

 

悪質な派遣会社に引っ掛かる場合があるというデメリットもあります。

派遣先企業が少ない悪質な派遣会社があるのですが、中には1社しか派遣先がない場合もあります。

 

派遣先が少ない場合、パワーバランスが遥かに派遣先企業優位になっていることが多く、仕事内容に見合わない低い単価で仕事をさせられます。

派遣プログラマーとして働くならば、派遣先の多い派遣会社を利用しましょう。

 

登録型派遣プログラマーの場合、ボーナスが無いというデメリットがあります。

 

2015年に労働派遣法が改正されたことによって、同じ派遣先で最大3年間しか働けなくなってしまいました。

 

まとめ

“派遣”という働き方があるために未経験者であっても容易にプログラマーの仕事を見つけられる環境になっています。

 

将来、自分がどのようなプログラマーとして働きたいのか明確なヴィジョンを描きながら資格取得をしてスキルアップをしながら登録型派遣プログラマーからスタートしてキャリアを積んでいきましょう。

 

そうすれば、IT企業や常用型派遣として正規雇用してもらうこともフリーランスとして活躍することもできます。

 

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