インターネット上のサイトの制作に多く活用されているphpを駆使し開発していくのがphpエンジニアです。全プログラミング言語の従事者のなかでも、今や8割を超えるシェアにまで至ったphpエンジニアですが、当記事では、そのようなphpエンジニアの求人動向などについて解説していきます。
目次
phpエンジニアになるためには
web上のやり取りに活用されるphpですが、その用途は限りなく多く、インターネットを用いるサービスであれば、ほとんどといってよいほどまでに採用されていますよね。そのため、phpエンジニアの求人ではインターネットサイトに関する作成業務や運営、ないしは維持などを実施できる企業に就業することが望ましいでしょう。
phpエンジニアはその名のとおりphpはもちろんそうですが、そのphpがPythonやRubyにも置き換えることができるため、これらについても学習しておくとなお、求人に対しての備えとなり得るでしょう。
インターネット上のサイトでの人気度を表したもののなかには、phpエンジニアよりもjavaエンジニアのほうが優勢とする向きも少なからずあるものの、それは単にjavaのほうにニーズが広範という強みがあるに過ぎないわけです。
しかしながら、これらのプログラマーそれぞれで年収の差異を比較してみれば、javaエンジニアよりもphpエンジニアのほうが何十万円も高収入なのです。
phpエンジニアのニーズは強い
phpエンジニアのインターネット上における動的サイトのプログラミングという特性上、個人宅でも仕事を請負やすいことが特色として挙げられます。
phpは、国内では顕著に用いられているプログラミング言語であるため、現場、ひいてはインターネットのサイトやインターネットのアプリを開発する場でも多用されているわけですが、クラウドソーシングにおいても募集案件が膨大にあることから、phpをマスターしておけば、自宅でも請け負うことを視野に入れておける余地が生じるわけです。
諸々の開発ツールが存在するなか、phpは最も顕著といってもよい手軽なツールであるWordPressのパッケージでも用いられているため、これからもますます発展の余地があります。このWordPress、世界的に見ても25%のシェアは有しているとされているため、phpをマスターすることにより、世界的な趨勢にも太刀打ちできてしまう余地まで出てくるわけです。
phpエンジニアは求人数も多い
phpの求人需要は大きく、年数が経過するごとに求人数はうなぎ登りとなっています。phpエンジニアを含むエンジニアの多くが登録している派遣会社が調査したところ、phpエンジニアの求人数は2014年には2000件弱であったものが、翌2015年には2500件を超えるほどにまで増加しました。
さらに、また別の機関の調査なのですが、2016年頃には、phpエンジニアの平均年収はおよそ530万円以上、求人数については2万件を超えるほどにまで至ったのです。javaエンジニアは、5万ないし6万件という求人数なのですが、phpエンジニアの求人数はこれに次いでいるというのですよ。つまり、phpエンジニアは求人数が多いことが特徴といえますね。
phpエンジニアの求人数がjavaエンジニアを凌駕している?
Wantedlyによれば、1万1000件を超えるphpエンジニアの求人があったとされています。そして、次点でjavaの1万800件弱といったようで、ついに求人数においてphpエンジニアがjavaエンジニアを上回る時代がやってきたのでしょうか。ちなみにC言語の求人が5000件弱となっていました。
そうすると、phpエンジニアはプログラミング言語の開発のなかで最も求人の多い職種と評価できるわけです。将来的にもphpエンジニアは、ますます求人数を増加させていくと目されていますから、今後の期待は高まるばかりですね。
phpは習得するためのハードルが相対的に低め
phpとは、そもそも最新最新鋭のインターネットサイトを制作する上で多用されているサーバー側が提供することが特徴のプログラミング言語なわけで、ユーザー側がインターネットを利用することで作動していくものです。
phpエンジニアになるためには、当然ながらphpをマスターしなければならないのですが、javaと比較すれば文法が簡単なことから、プログラミングが初めてな人には理解しやすいとされています。仮に、まるっきり知識がないまま学習をスタートさせるとなると、phpエンジニアになるほうが早いとされているようですが、これはつまり、phpのほうが記憶しやすく、比較的新しい分野であることから、解説書なども豊富であることに起因しているといえます。
また、初心者のみならず、これまでにHTMLやCSSなどをマスターしていれば、さらにphpの習熟も簡単になってくる余地もあるわけです。
phpは習得が容易であるにも関わらずニーズが高まっている根拠とは
phpがほかのプログラミング言語よりは簡単にマスターしやすいことからすれば、phpエンジニアになれる人も少なくないはずで、その分、phpエンジニアの人数も飽和気味になるのではないかと思われますよね。しかし、事実、phpエンジニアのニーズは高まっているのです。
その理由の一つが日本だけでなく世界中でphpが使われていることです。インターネットに存在するサーバーサイドの動的分野に関わっているプログラミング言語のうち、phpに占める割合は80%という極めて高いものなのですよ。それに、簡単にインターネットサイトを手掛けられ、更新についても容易なCMSもワールドワイドに活躍しているわけですが、これに含まれるWordPressこそがphpを用いていることからしても、phpエンジニアのニーズが高いことも明らかです。
世界的にWordPressは25%もの使用率で、日本に至っては80%以上を占めていることからもそうですよね。そのため、将来的にもphpエンジニアの求人は増加の一途を辿るものといえます。
単純なフォームに始まり煩雑なシステムまでをカバー
phpはjava同様に求人ニーズが向上しているのが現状です。殊に2011年からはますますスマホやSNSなどが台頭していったため、これに伴うインターネットコンテンツなどが充実されてきた背景を踏まえれば、ウェブ関連での求人ニーズは相当大きいといえます。
さらに、不況の煽りを受けて求人を低減させていた企業も、近時業績を巻き返しているほかにも、IT投資の再起のためにSlerでも求人需要が大きくなっている現状であり、これらの経緯に基づき各企業が自社のシステム運用に資するためにphpエンジニアの求人を膨らませつつあるわけです。これまでの投資に対して消極的であった分を取り戻すかのようですから、phpエンジニアを含むエンジニアになりたい人にとって、とてもいい環境になったといえますね。
そればかりか、求人動向としては、自社での採用ではとても間に合わないほどにまで至っているようなので、外注に委託したり、フリーへの門戸もそれなりに広がっています。
注意が必要なのは、webサイトとSler、それに社内SEとを比べれば、それなりにニーズとなり得るものがまた別々のものとされることですね。
phpエンジニアに関する在宅業務の求人について
phpエンジニアのフリーとして携わっていく人のなかには、会社の規則に縛られず、自己に都合の良い時間で勤務したいと考える人も少なくないことから、在宅業務の求人についてはとても好評を得ています。
phpエンジニアの在宅業務での求人募集が、それなりにあるかについては、とても気になりますよね。結論をいえば、phpエンジニアの総数からすれば、まだまだ多くはないのが現実です。
その理由とは、phpエンジニアが携わる業務にサーバーサイドのなかでもアプリの比重が大きいところ、そのアプリを開発する経緯において臨機応変な対応をせざるを得ないことが多いからです。事実、ディレクターなどとの協議を重ね試行錯誤を繰り返しながら、幾度ものやり取りを経て仕様自体を決定していきます。
その上で、初回の依頼企業においては、就業した上での業務を懇願されるケースも少なくないことから、実績を重ねていきながら、業務内容に応じて在宅業務を打診することが推奨されるでしょう。
在宅業務でも可能なphpエンジニアの特徴とは、あらかじめ仕様が決定しており、なおかつBtoBの要素が強いことにあります。WordPressに携わるphpだとすれば、在宅業務もそれなりに豊富でしょうが、WordPressに徹底している企業の場合、さほど予算を割いていないことも少なくないことから、存在したにしても社内での業務と比較すればですが報酬は高くないといえます。
よって、在宅業務に固執することで、求人をみすみす逃すことにもなりかねないので、phpエンジニアとしての経験やキャリアを得ることができなくなることを覚悟の上で、求人を斡旋してくれるエージェントなどと相談する必要性もあるわけです。
とはいいつつも、phpエンジニアとしては、javaなどと比べればフリーとして在宅業務にも携わっていきやすいといえます。phpエンジニアは週2日からの案件も存在していますし、フリーという選択肢も十分に検討に値しますよ。
phpエンジニアの求人を探す方法
phpエンジニアの求人は、専らインターネット上のサイトを作成していく段階の業務が顕著といえますが、現在では、ゲームについてもオンラインのものが増えてきましたから、これを契機としてゲーム関連の事業もphpエンジニアの求人募集を行っているようです。
phpエンジニアの求人情報をどのようにして集めるかですが、まずは転職支援サイトなどでの検索がそうですね。求人情報で留意すべきこととは、そこで扱われているプログラミング言語がphpであることを明記していること、phpを細分化したものであるフレームワークについての詳細も記載されているかも重要となるわけです。
特にphpエンジニアとして転職情報を探す上では、フレームワークが記載されていることに比重をおき転職エージェントを選択しておくとよいでしょう。
それに就活中の学生などであれば、インターンを足がかりにして、phpをマスターしていく手段も考えられます。
エージェント会社を経て phpエンジニアを目指す方法
もし現在phpエンジニアとして業務に携わっており、今後フリーランスや在宅業務に挑戦していく上で不安を抱えている人であれば、エージェント会社などを選択してみることをオススメします。エージェント会社には、いくつも登録することも可能です。
エージェント会社のメリットとしては、直接企業に申請するよりも、エージェント会社の担当者が求人の上でより効果的に訴求してくれます。自分では知らなかったような強みなどをアピールしてくれることもそうですし、特に報酬に関する交渉について本人のみで行うことはどんな人でも難しいでしょうから、第三者を介しておくと安心です。