iPhoneやiPadのプログラムの開発で使用しているのがSwiftです。
Apple製品がメジャーになるまではあまり注目されていませんでしたが、最近のユーザー増加と、企業用にアレンジできる便利さから、それまであったObjective-cよりも必要性が高まってきています。
そのような現状を受け、今Swiftに詳しいエンジニアが求められています。
案件を見つけたきっかけ
スポット的に出来るような仕事を探していたところ、企業向けのソフト開発というものがあり、偶然に見つけました。正直、Objective-cは勉強不足という事もあり苦手だったのですが、募集案件自体がSwiftで今やAppleのメジャーな言語であることから応募したところ、無事契約に繋がりました。
もともと企業向けのソフト開発は一定期間拘束されるものなのですが、この案件はその中でも比較的短期間であったことが、検索した際にヒットしたのだと思っています。
案件の簡単な内容
案件自体は、Objective-cとSwiftの両方に長けている人を求めている求人でした。
しかしよく聞いてみると、もちろんObjective-cを知っている人がSwiftを勉強すると共通点が多いため、その点で実際の現場においても融通がきくからというものでした。
確かにどちらも難しい開発言語であるためその点においては納得がいく内容でした。
通常、どこかの企業に属して給与という形でもう種をもらうと年間で500万円から800万円と言われているのですが、今回はアパレル向けのあぷりけションの開発ということもあり、100万円程の案件でした。
フリーランスでアプリの開発を1人で引き受けると報酬が80万円から100万円程と言われているので、相場から見ても妥当な金額だと感じています。
案件の環境や身についたこと案件の感想
今肌で感じるのは、アプリの開発を手伝って欲しい企業が多いという事です。
それはこの言語自体が勉強しているエンジニアであっても難しいという点にあります。
Objective-cとSwiftの両方の言語ができる案件の方が当然報酬は高いのですが、Swiftだけでも十分に案件はあります。
ただしその場合だと報酬に10万円程の差があるのが今の相場です。
つまり両方できる方が、単価のいい仕事を契約ができるという事になります。
また、フリーランスのエンジニア用案件サイトでこのような案件が紹介されているのが通常ですが、最近は副業用のクラウドワーカー向けのサイトでも募集が出ています。
この場合、多くの会社が通常の契約書の他に機密保持契約の締結が条件に組み込まれていることがほとんどです。
企業によっては、社外に漏らすどころか社内の一部しか知り得ないようなことを扱っている場合がるためです。
初めフリーランスで契約した時に正直そこまで必要なのか、という疑問は持ちましたが今から考えると、発注している企業側にしてみれば契約先の人が必ずしも信用できるという保証はないわけです。
ですから当然のことだと思いました。
フリーランスのエンジニアとして活動しだすと、どこかに所属して仕事をすることが実は非常に恵まれていることなのだと実感する時があります。
しかし同時に、1つの仕事に関しての相場を知ることができるので今まで自分がしていたことが正当に評価されていたのかどうか、という事も知ることができます。
報酬の金額で今求められている知識が何なのかを知ることができますし、自分が何を勉強しなければいけないかを知ることができます。
また、初めて契約をする時よりも2件目の方が交渉術が身につくため、今まで請け負ってきた仕事の中で数件募集案件の金額よりも高くなった経験があります。
もちろんその逆で、当初求められていない事も求められ出来ないと言ったところ報酬金額が下げられたという苦い経験もあります。
どちらの場合も、フリーのエンジニアを選択したからこそ経験できた事です。
社会勉強と一言で言ってしまえば、それまでなのかもしれませんが人生にとってもいい勉強ができたと感じています。
正直、自分でアプリを開発し動くかどうかを確認して責任を持って請け負うということがこんなに大変だと思っておらず、簡単にフリーになると決断してしまったかな、と思う時もありました。
今回たまたまアパレル会社で使用するものに携わりましたが、その後の使用感を聞いたところ非常に使用しやすいと言っていただけたので、やってよかったと思っています。
この感覚はフリーランスのエンジニアを選択したからこそ味わえるものだと感じています 。
組織の中で仕事をするという事に少し飽きてきたという人は、フリーランスという道を一度考えてみると世界が広がるのがわかると思います。
広がった世界の中で自分の実力がどこまで通用するのか試してみると、私がそうだったようにいつもの開発の仕事が、もっと興味あるものに変わります。