自由な働き方に憧れてフリーランスを目指しているエンジニアにとって、最大の壁となるのはどうやって仕事の案件を獲得するかという点です。
今回はそんな不安を抱えるエンジニアに向けて、フリーランスの案件の探し方を5つ紹介するとともに、現在、案件を探す際に注意したいポイントについても解説していきます。
目次
フリーランスは案件の探し方次第で生活が決まる!?
会社員のエンジニアとフリーランスエンジニアの最大の違いは、黙っていても仕事を与えられるかどうかという点に尽きます。フリーランスになれば1つの会社に縛られる働き方からは解放されますが、仕事は案件ごとに自分で探さなければなりません。案件の単価次第でも収入が大きく左右されてしまうため、フリーランスの生活は案件の探し方が最も重要になってくるのです。
フリーランスの5つの案件の探し方
①既存顧客や友人・知人からの紹介
フリーランスとして活動しているエンジニアの8割は、既存の顧客や友人・知人から案件を紹介してもらっているのが現状です。人脈を利用した案件獲得は信頼関係がすでに構築されているケースも多いため、継続受注を通して安定した収入を確保しやすいという特徴があります。案件を依頼するクライアントの側でも、仕事の能力や人柄を知っている相手の方が安心して仕事を任せられるのです。
メリット
クライアントとの直接契約になるため、中抜き(マージン)がかからず、高単価で仕事を受けられるのが最大のメリットです。また、人脈を利用した探し方は接点のないクライアントに営業する必要がないのも大きなメリットといえるでしょう。
デメリット
特に友人や知人からの紹介だと「お友達価格」になりやすく、不利な案件でも断りにくい点はデメリットといえるでしょう。
②自分で営業を行う
人脈を利用せずに案件を探す場合には、メールや電話、さらにweb上にブログを後悔する、SNSを活用するといった手段を駆使しながら自分で営業する必要が出てきます。
案件を募集している企業を検索し、これと思った企業が見つかったら実際にメールや電話で交渉してみるのが一般的な営業方法です。
web上にブログを開設して情報発信したり、SNSを介した交流の中から案件獲得に結びつけたりする営業手法もおすすめです。いずれのケースでもポートフォリオを作成して実績をアピールするような工夫が欠かせません。
メリット
営業は接点のない企業からも仕事を依頼される可能性があり、実績があれば高単価の案件受注につながりやすい方法です。
デメリット
仕事のスキルや実績をアピールする能力が求められるだけに、いくら高いITスキルを持っていても営業が苦手なエンジニアには不向きなやり方です。
③同業者が集まる交流会やイベント
SNSを活用した案件の探し方と似ている面もありますが、フリーランスエンジニアが集まる交流会やイベントに参加してみるのも効果的な方法です。
エンジニアとしてのスキルを向上させることで高単価の案件も獲得しやすくなることから、フリーランスエンジニア向けの勉強会やセミナーも活発に開催されています。
そうした交流の場に加わることで新たな人脈が形成され、思いがけない案件の受注につながったという例も珍しくありません。
メリット
同業者と横のつながりを持つことで、自分から営業をしなくても次の新規案件を紹介してもらえる可能性が高い方法です。
デメリット
交流会やイベントで紹介されるのは規模の小さい仕事が多く、大手企業から案件を紹介してもらえる可能性は低いといえるでしょう。
④クラウドソーシング
フリーランスエンジニアの案件獲得方法で近年増えているのが、仕事を募集するクライアントと受注する個人とを仲介するクラウドソーシングです。
クラウドソーシングの案件ページにはデータ入力のような簡単な仕事だけでなく、開発案件のようなエンジニア向けの仕事も多く募集されています。
一覧表示された案件情報の中から希望条件に合った案件を自由に選ぶことができます。
1つのサイトにエンジニア向け案件の情報が多く集められているため、案件探しの時間を大幅に縮小できるという点がクラウドソーシングの最大の特徴です。
メリット
登録が無料の媒体が多いため複数のサービスに登録し膨大な数の案件を確認できることが大きなメリットです。また、在宅で業務が完結する案件が多く、自由に働けるというフリーランスのメリットを最大限に享受することが可能です。
デメリット
クラウドソーシングでは競争原理が働く上に手数料も引かれ、他の案件獲得方法より報酬単価が低くなりがちです。
⑤フリーランス向けエージェント
クラウドソーシングはどちらかと言うと、フリーランス初心者向けのサービスです。
エンジニアとしての経験や実績に自信がある人なら、フリーランス向けエージェントに案件を紹介してもらうという手もあります。
エージェントは案件を募集するクライアント企業への営業だけでなく、面倒な手続きや交渉まで代行してくれるサービスです。フリーランス向けエージェントを利用すれば自分で営業する必要がなくなり、仕事に集中できるようになります。
メリット
エージェントは高単価の案件を多く扱っているため、他の案件獲得方法より年収アップにつながりやすい点が大きなメリットです。また、税金に関する相談などの細かい点までサポート体制が充実しているのもメリットといえます。
デメリット
フリーランス向けエージェントで扱うのは常駐型案件が大半で、在宅可能な案件は必ずしも多くありません。
フリーランスが案件を探すときの3つの注意点
①単価が低すぎる案件は受注しない
フリーランスエンジニア向け案件の中には、工数が多いのわりに単価が低すぎる仕事の募集も少なくありません。
そうした案件を安易に受注するのは自分を安売りする結果につながりますので、安定した収入を確保するためにも受注単価に自分なりの基準を設けることが大切です。
②やりにくいと感じたクライアントとは仕事をしない
フリーランスエンジニアを使い捨ての労働力のように扱うクライアントにも注意する必要があります。そういったクライアントは納期に間に合わないような無理難題を押しつけてきたり、頻繁にクレームを入れてきたりするのが特徴です。依頼内容が曖昧な案件も含め、やりにくいと感じたクライアントと仕事をするのは避けた方がいいでしょう。
③自分のスキルを超える案件には手を出さない
高単価に釣られて自分のスキルを上回る案件に手を出してしまい、クライアントの求める品質で納品できないケースも考えられます。安定した収入を稼ぐにはクライアントとの信頼構築が大切ですので、高難易度の案件受注を目指すなら仕事と並行しながら自身のスキルを把握し、磨く努力も必要です。
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