現在、不況による給料・ボーナスの減俸による生活費の補填や収入アップなどの理由で、今の仕事のまま収入を増やすことを希望している人は多いでしょう。
社員の副業を積極的に勧める企業も多くあります。
誰でも出来るアンケート回答やタイピングに比べ、知識や技術が必要なシステム開発は比較的案件が多く金額も高めに設定されています。
ITエンジニアの副業率は高く、フリーランスだけでなく会社員でも行える副業も実は多いのです。
しかしそういった案件はどれくらいあり、どこでどのように探せば良いのでしょうか?
メリットやデメリットはあるのでしょうか?
このページでは、それらの疑問を詳しくまとめていきます。
目次
システム開発の副業・そのメリットとデメリットとは
エンジニアが副業を始める場合、有利となるのはWeb制作やWebデザインなど様々なものがありますが、中でもシステム開発・運用が特に有利と言えます。
メリットは自宅にて行う事が多いので自分のペースで案件を進められたり、勤め先以外の開発に関わる事で、新たな知識や経験を積める事、給料以外の副収入を得る事が出来ます。
こうした本職以外のフィールドを得ることで、仕事全体のモチベーションアップに繋がる人もいます。
社外の人間との繋がりも出来やすいので、気軽な副業から独立を考える人まで様々な人が副業を活用しています。
デメリットは税金の自己管理が必要になる事です。
勤め先の会社が副業可能かどうかも確認しておいた方が良いでしょう。
本業に支障がでないようにも気をつけましょう。
システム開発の副業案件の見つけ方・案件はどれくらいあるのか
副業として行うシステム開発の案件を探すのは難しくありません。
最近クラウドソーシングやエンジニアの副業向けのマッチングサイトも増えてきて、必要な人材を求める企業と副業を求めるエンジニアの人気を集めています。
特にITエンジニアの持つ技術力や知識を求める案件は多く、100以上のカテゴリがあります。
実際のシステム開発の副業はどこで探し、どのような案件があるのでしょうか。
大きくわけると以下のようになります。
①クラウドソーシングを仲介してのシステム開発
先程も登場したクラウドソーシング。
人脈などがなくともサービスに登録する事ですぐに探す事が出来るので、気軽に始める事が出来ます。
案件も多く毎日更新されるので、敷居も低く感じるでしょう。
内容はWebシステムの開発やメンテナンス作業の案件が多く、利用している人も多いです。
有名なクラウドソーシングサイトでもWordpressやPHPなどが使えて、Webサイトを構築できると、案件が見つけやすくなります。
常駐案件だけでなくリモートOKの案件も多くありますし、首都圏では週1日のみの仕事が募集されることもあります。
また、エンジニアに特化した副業サイトもあるので、比較的容易に自分に合った案件を見つけられます。
こうしたクラウドソーシングやサイトを経由して仕事を行うことで、個人宛に直接クライアントからスカウトをうけることもあります。
②個人でのシステム開発
個人や友人でサービスを開発する副業。
③SNSや友人紹介
友人やSNSを通じシステム作業や提案書の作成などの案件を引き受ける副業。
②、③は個人の営業・交渉力やスケジューリング能力、人脈などが必要となります。
案件の総数としても多いとは言えず、内容も希望に沿う物かはその時次第。
クライアントからの仕事の依頼を待つ事になるので、すぐに副収入を得たい人には向いていません。
報酬額はどれくらいか
報酬額はまちまちです。
作業内容に合わせ単価が安いものから高いものまで存在しています。
JavaScriptやPHPで本格的なシステム開発を行う仕事の場合、10万円以上の案件もあります。
自分のやる気次第でお小遣い程度の収入に留まらず、給料以上の稼ぎを得ている人もいます。
まずは1、2万円のお小遣いを増やすつもりで簡単な案件を引き受けることから始めてみると良いでしょう。
大手のクラウドソーシングサイトでは、Web・システム開発の案件の単価の平均は約6万円程度となります。
スマートフォンアプリの開発の案件の単価の平均は約12万円となります。
システム開発の副業のトラブル
システム開発の副業の案件に関するトラブルをいくつかあげてみましょう。
その案件の単価が作業に見合ったものか、よく見極めましょう。
安過ぎる案件には要注意です。
求める技術や、作業時間が案件の単価に見合っていない場合、忙しいばかりで稼げないという状況に陥ります。
また、こうした仕事を発注するクライアントの中にはおかしなクライアントも存在します。
いわゆるブラック案件に引っかかってしまいやすくなるので、気をつけて下さい。
案件を抱え込みすぎない
あくまでも副業です。
副業の案件をいくつも抱え込み過ぎて時間と労力をかけ過ぎて本業に支障が出ないよう注意しましょう。
本業の会社が禁止していないかチェックする
社員の副業を禁止している企業もあります。
違反で解雇になるケースもあるので注意して下さい。
結局初期投資が必要となってしまった
自宅で副業を行う場合、自宅のPC環境が整っていれば問題ありませんが、結局あとで環境を整えたという話もあります。
しかしこういった初期投資を行わず、現在の環境で受けられる案件だけを受注して、状況に応じて整えていっても問題はないでしょう。
まとめ
会社員でも行える副業の中でもエンジニアの副業、システム開発の案件については比較的に数も多く、一般的な副業よりも単価が高い物が多くあります。
クラウドソーシングやエンジニアの副業サイトを活用し、自分に合った案件を選ぶ事が出来ます。
ほかにもSNSや友人知人からの紹介により、副業を得ている人も少なくありません。
自分の条件に合わせ、副業を得る方法はいくつかあると言えるでしょう。
案件の報酬はピンキリで、月数万円のお小遣いレベル〜本業の収入以上を得る人もいますが、副収入を得る事になるので税金の管理には気をつけて下さい。
また、案件の抱え込み過ぎや案件の金額設定に気をつけましょう。
副業を募集する企業の中には、単価が安過ぎたり単価以上の技術を求めるといった無茶な要望をしてくる良くないクライアントも存在しています。
こうしたブラックな案件に引っかからないように、案件内容はしっかり確認してから引き受けるようにして下さい。
また、副業から得た人脈やスキルを活かしフリーランスになるエンジニアもいます。