ITエンジニアの方は、企業に属さない個人で働く「フリーランスエンジニア」をご存知かと思います。 昨今では、IT企業で働いていたエンジニアが、フリーランスエンジニアとして働き始めるなんていう話をよく聞くかと思います。 その […]
フリーランスエンジニアとしての私の実情
IT職はますますフリーランス関係の案件が増えてきています。このため、独立したいという人にもIT職はおすすめできます。
しかし、フリーランスとして働くとなるといろいろな不安があるものです。ここではそんな不安解決に役立つ私の実体験を紹介します。
フリーランスは様々な収入源を持つことが大切
フリーランスのプログラマーとして働いて結構経ちますが、フリーラ ンスの案件はいろいろな方法で見つけられます。
例えば、フリーランスプログラマー専用サイトを利用するという手があります。
こういったサイトも利用するのですが、私の場合は過去に働いていた会社や知り合いの紹介で仕事を紹介してもらう事が多いです。
やはりフリーランス用のサイトを利用するとクライアントと信用関係が築けるまでにかなり時間がかかってしまうのですが、過去に働いたことがある会社などから仕事を紹介してもらえば余計な手間も省けるのが利点です。
とはいえ、フリーランスの場合にはなるべくいろいろな収入源を持っておく事が大事なのでフリーランス用のサイトも大いに活用すべきだと思います。
デバッグは時間を要するので注意
今年の2月にフリーランス専用サイトを用いてお仕事をしました。WebサイトをAndroidで閲覧しやすいようにアプリにコーディングするのがメインの仕事でしたが、WebサイトのWebサイドシステムのコーディングも多少しました。
この仕事は開始から納期まで3週間と内容に比べて時間があったこともあり、比較的楽な仕事でした。
仕事前に打ち合わせをスカイプを用いてしましたが、この相手側でやりたいことがかなり決まっていたので打ち合わせはかなりスムーズに進みました。
途中で仕様変更などもなく、依頼金額も高かったこともあり、全体的にはかなりやりやすかった仕事です。 開発環境はAndroidスタジオをメインに用いましたが、工程表の作成なども行いました。
下地となるWebサイトがすでにあるとはいえ、アプリとしては一からコーディングしないといけなかったこともあり、最初はかなり時間がかかるように思えました。
しかし、Webサイト自体がかなり小規模なものだったこともあり、コーディング自体は1周間も経たずに終わるほどに簡単でした。とはいえ、デバッグはかなり手こずりました。
Webサイトとアプリで同期をする必要性があったのですが、この同期がうまくできずにデバッグでかなり時間がかかってしまいました。
結局、アプリサイドとサーバーサイド間のやり取りはC言語で一からコーディングし直さないといけないはめになりました。この点を除けばデバッグも問題なく勧められました。
結局、締め切りの3日前に問題なく収めることができたのですが、デバッグについては課題が残りました。
フリーランサーに限ったことではないですが、デバッグはかなり時間がかかるので注意しておいてください。
フリーランスが仕事を掛け持ちするのは危険
この案件を通して身についたことは非常に多いです。
フリーランス専用サイトを用いて仕事をするということはないのですが、フリーランス専用サイトはかなりサイトによって使い勝手の差があることを今回の経験で実感しました。
フリーランスプログラマー専用サイトのアカウントはいくつも持っているのですが、今回仕事を受け付けたサイトは支払いなどの点で使いにくかったことは今後の課題だと思います。
具体的には、支払い方法がかなり限られている、支払いは後払いになることが多い、といったような制限があって、「仕事をしてもしっかり支払ってもらえるのか」という心配が少しありました。
また、今回の経験を通してデバッグに配分する時間もより多く設けるようにもなりました。
フリーランスは一人で働く事が多く、デバッグもそれだけしやすいと思われがちですが、逆に自分の力だけでデバッグをしないといけないのが辛いところです。
他の人に見てもらえばすぐに解決してもらえるようなバグも自分で試行錯誤してなんとか対応しないといけません。フリーランスとして働いていると頼りになるのは自分だけですから、こうしたデバッグなどの時間の余裕は十分に確保しておくべきだと思います。
アドバイスとして、もしもフリーランスのプログラマーとして働こうと考えているならば仕事を掛け持ちするのは禁物です。
フリーランスになると仕事を掛け持ちして稼ぎたくなりますが、仕事を掛け持ちしていい経験をした思い出はほとんどありません。
逆に一つ一つの案件を確実にこなしていったほうが精神的にも収入的にも安心です。もしも仕事を掛け持ちして納期に間に合わないといったことになると悪い評判も広まるので気をつけておきたいところです。
特に体調管理は大事です。コーディング中に体調を崩してしまったことがありましたが、「このままでは間に合わないかも」といったくらいに追い込まれた経験があります。
こうならないようにするためにも、体調管理は万全にするとともに、万一の時に頼れるプログラマー仲間を見つけておくのがおすすめです。