「SEROKU フリーランス(以下、SEROKU)」の中の人をやっている ryosuke です。 前回の経緯編に続き、今回はVideo Chatサービスや機器の選定についてお伝えします。
狭い日本を飛び出す!フリーランスエンジニアが海外で働くための基礎知識
フリーランスエンジニアにとって大きなチャンスとなるのが海外進出です。
海外を拠点に世界を開いてに活躍すれば今以上のビッグチャンスも夢ではありません。海外進出は高収入はもちろん高度な収入を身につけて成長するチャンスでもあります。
狭い日本でストレスを抱えながら働く環境に嫌気が差しているのなら、海外を目指してはいかがでしょうか。
目次
海外でフリーランスエンジニアとして働くメリット
1.広い世界で仕事ができる
一番のメリットはなんといっても世界を開いてに仕事ができることです。
世界中のコンピューターがネットワークで結ばれている今、エンジニアの仕事は国境と言語の壁を超えて世界中で需要のある仕事です。
アメリカの会社が出した依頼をドイツの会社が請け負ってインドの下請けに発注する、といったようにすでに国境の壁を超えた業務ネットワークが築かれています。
2.余計なストレスが溜まりにくい
世界規模でエンジニア市場を見てみると求められるのは高い技術とスキルであり、日本の会社で重視されるコミュニケーション力や社交力などは問題にされません。
確かな腕を持つフリーランスエンジニアなら世界を相手にしても十分に仕事をこなせます。
つきあいが悪いからといって理不尽に仕事を切られたり、立場を傘に来て高圧的な態度に出られることもありません。
余計なストレスを感じることなくエンジニアの仕事に集中できるのは大きなメリットです。
3.日本よりも待遇がいいことがある
日本ではエンジニアの立場と待遇は実績に比べて不当に低い扱いです。低賃金で休みもなく過大なノルマを押し付けられるいわゆるデスマーチと呼ばれるブラックな労働環境は日本で働くエンジニアには当たり前となっていますが、世界的に見ればそのような劣悪な労働環境は紛れもないルール違反です。
海外で働けば日本では常態化しているひどい労働環境から脱出し、心身の健康を守りながら無理なく働けます。
4.報酬アップの可能性も
報酬面でも海外進出には大きなチャンスが眠っています。
海外ではエンジニアの報酬水準が日本とは大きく異なります。日本と違い世界では高い技術を持つエンジニアが貴重な人材として大切に扱われます。
同じ業務内容でも報酬水準は日本の1.5~2倍以上で、さらに成果に応じて報酬アップも期待できます。
同じ仕事をこなしても日本と海外で倍以上収入に差が出ることも珍しくありません。
低賃金に甘んじて国内で働き続けるよりも、海外に飛び出したほうが豊かな生活が待っています。
フリーランスエンジニアとして海外で働くデメリット
魅力いっぱいの海外進出ですが、フリーランスエンジニアにとっていいことばかりではありません。海外進出には当然リスクがつきまといデメリットも伴います。
海外進出のデメリットとして考えなければいけないのが生活環境の違いです。
日本は生活水準が低下したと言われていますが世界的に見ればトップクラスの生活ができることは間違いありません。
海外進出すれば住まいも食事も娯楽も全てがガラリと変わります。日本での生活に満足している人にとっては海外での生活環境の違いに戸惑いを感じてしまう可能性があります。
生活環境の違いを軽く考えてはいけません。
食事が口にあわないことで体調を崩したり知り合いがいないことでうつ気味になったりと、心身が強いと自負している人でも生活を取り巻く全ての環境が一度にガラリと変わってしまえば、体調を崩してしまうケースはよく見られます。
重要なのは我慢強くなることではなくそれぞれに解決手段を見つけることです。食事の悩みなら、日本食レストランを見つけたり日系スーパーで買い物をして自炊したりといった方法で解決できます。
知り合いの少なさはスカイプで日本の友達と連絡をとったり現地で友だちを作ったりと、変化した環境をただ受け入れるのではなく、自分なりに解決手段を見つける努力をすることで海外での生活に馴染んでいけます。
家族のいる方の場合、生活環境の変化は大きなハードルです。
場合によっては単身赴任という選択肢もありますが、家族と一緒に移住すれば単身で渡るよりもずっと心強くストレスも少なくなります。
海外進出は自分だけでなく家族にとっても大きな決断になります。十分話し合い全員が納得する結論が出るまで決断を急ぐべきではありません。
エンジニアの技能は就労ビザ取得に有利
本格的に海外に拠点を移して仕事をするなら就労ビザ取得は必須です。就労ビザの取得要件や手続き方法は国によって異なりますが、どこの国でも共通してエンジニアのスキルは就労ビザ取得に有利に働きます。
就労ビザの審査条件は簡単に言ってしまえば「国にとって有用な人材なのか」です。
優れた技能を持つエンジニアは国にとってぜひ働いてもらいたい有能な人材です。
企業に雇用されないフリーランスという立場がネックになるケースはありますが、過去の実績や技能証明が認められれば、就労ビザ取得は難しくありません。
入国前に現地法人と業務委託契約や労働契約など雇用契約に近い効力を持つ契約を結んでいれば審査で大きく有利になります。
フリーランスエンジニアの海外での案件獲得方法
フリーランスエンジニアとして海外で働く上で最大の壁になるのが案件獲得です。
日本国内ならばこれまで培ってきたコネを使ったり、仲介業者を利用したりといった方法で案件を取れますが、新しい海外の地でゼロから案件獲得を目指すのは簡単ではありません。
いきなり海外企業を相手に仕事を探すのは難しい挑戦です。
まずは日本の案件を海外で請けたり日系企業の現地法人に営業するなどの方法で案件を探しましょう。
日本の案件を海外で請けていたら今までと変わりないじゃないか、と思われるかもしれませんが安定した収入が見込める案件は海外生活でも貴重です。続けられる案件なら迷わず請負いましょう。
日系企業のほうが海外企業よりも日本語のできるエンジニア需要は高いので、飛び込み営業でも話を聞いてもらえる可能性があります。
まずは種類を選ばずできる仕事は全て請け負うつもりで業務を軌道に乗せることに専念してください。
まとめ
フリーランスエンジニアとして働くうちに海外に憧れを抱くケースは少なくありません。
グローバル化が進む現代においてエンジニアの仕事は文字通り国境を超えた世界を相手にする仕事となっています。
一昔前なら夢物語だった海外進出も今では現実として手の届く目標となっています。
超えるべきハードルは決して低くありませんが、新たなステージにチャレンジする気持ちがあるのなら、思い切って日本を飛び出し海外進出を目指してみましょう。