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フリーランスエンジニアの単価は?

お金

 

これからフリーランスのエンジニアとして活躍したい、と考えている時には、気になるのは実際の仕事の単価・手取りはどれくらいになるのかという点でしょう。この記事では、近年のフリーランスエンジニアの傾向、具体的な金額について迫っていきます。

 

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フリーランスエンジニアの平均報酬

実際の募集案件をチェックしてみると、キャリアや得意分野によっても異なりますが、時間単価は2000円〜5000円が平均値と言えるでしょう。チームリーダーとしての能力などがあれば加算されていき、より高額な仕事を引き受けることも可能です。

 

この時間単価から、具体的な年収がどの程度になるかを割り出すには、「時間単価×稼働時間-経費」にて、計算していきます。

具体的に見てみましょう。

 

具体的な計算

まず、一日8日間勤務で年間250日働いたとします。この場合、時間単価が2000円ですと、報酬額は年間400万円です。実働時間が変わらないと、後は単価に比例してきます。

 

時間単価が4000円ですと、報酬額は800万円。この計算なら、1000万円を目指すには時間単価は5000円が目安です。

 

実際の収入

実際の収入については、この報酬額から経費を差し引いて考えていくことになります。例を挙げると、事務所用物件の賃料や広告費、通信費などなどです。

 

この経費ですが、フリーランサーの経費率はどの程度か調べると、50%程度の数字になっていることもしばしばあります。このように書くと「そんなに掛かるのか」と驚くかも知れませんが、大抵のフリーランサーは所得税対策に色々と経費で落とし込んでいるため、このような比率になってくるわけです。

 

実際のところ、勉強のための書籍なども経費で落としているようなケースもあります。

それでは、経費率を差し引いて考えてみましょう。報酬額は年間400万円で経費率が40%でしたら、160万円が経費となります。したがって年収は240万円となります。

 

実際の年収の相場

フリーランスになると、会社勤めの時に比べて大幅に収入がアップする、というイメージを持つ方は多いようです。この点については、たしかに独立した後の方が、手取り額が増えたと言いう方は珍しくありません。

 

1000万超えも珍しくない?!

実際には、600万円以上の年収を得ている方も割合を占めていますし、1000万円を超えている方も、珍しくはないものです。ただし、フリーランスといえども、駆け出しもいればベテランもいます。

 

経験やスキルが収入に大きく影響してきますから、この部分との兼ね合いについて見ていくことにしましょう。

 

「独立行政法人情報処理推進機構発行」が集めたデータがあるので、これを紹介していきます。このデータは年代別に分かれていますので、確認してみましょう。

 

年代別年収データ

まず、30代では300万円以下の年収になっている方は、35%になります。次に300万円から500万円なら27%、500万円から1000万円が29%です。1000万円を超える方は8%程度存在しています。

 

これに対して年齢層が上がると、どうなるのでしょうか。50代では、300万円以下の方は31%と減少します。逆に、300万円から500万円が29%、500万円から1000万円が37%と、このクラスの方は増加傾向。

 

しかし、1000万円超の割合は、2%と30代に比べて低下してしまいました。結論としては、年齢層が高まれば収入の底上げはしやすいものの、1000万円超の方は、少し減っていく傾向が伺えます。

 

このデータを見ると、特に若い世代については会社勤務に比べて、高収入を得やすい傾向にあるようです。ただし、上記の通りフリーランサーは会社勤務と違い、所得税対策のために色々と経費扱いにしている傾向があります。

 

このために、実際にはデータよりも良い条件で働けている方も少なくはないはずです。

 

単価を上げるために必要なこととは

ポイント 男性

フリーランスエンジニアの年収は、時間単価が大きく関わってきてきます。単価を向上させるためには、スキルアップによって、高額報酬の案件を受注できるようにすることが挙げられるでしょう。

 

ただし、これには注意が必要です。スキルは闇雲に磨いても、結果に結びつかない可能性があります。現在では、例えばプログラミング言語一つにしても、ニーズが多いものあれば、そうではないものもあるわけです。

 

ここで気をつけたいのが、ニーズが多いからと飛びつくのは避けたいと言う点。確かにニーズが多ければ仕事は安定しますが、それだけ競合相手も参入してきています。つまり、ニーズが多いものの、人材の供給も充分なケースでは、単価アップには繋がりにくいのです。

 

このために、ニーズが豊富ながら、他のエンジニアの参入が少ない分野を考えて見ると良いでしょう。実際の調査でも、VBやCOBOLと言った定番の言語よりも、PythonやRubyなどのほうが高収入を得やすくなっています。

 

なお、得意分野に対して、どのようなスキルを組み合わせていくかも重要です。例えば、WEB制作に加えて、SEOも得意というのなら売り込みやすいでしょう。

 

収入アップには交渉も大切

仕事を請け負うためには報酬を切り下げて、他と差別化を行うこともあります。特に駆け出しの頃は、どうしても仕事が欲しくて単価を下げることも、避けられない場面があるでしょう。

 

しかし、いつまでも廉価で仕事をしていれば、収入アップは望めません。タイミングを見計らって、積極的に単価交渉を行うことが重要です。

 

単価交渉のタイミングは、基本としては受注数が増えたり、長期間の契約を結ぶときが狙い目となります。これらのケースでは、相手方も信頼してオファーをかけている可能性が高いため、単価交渉をしても成功しやすいわけです。

 

ただし、単価アップには根拠が大切なので、スキルアップをしたり、サービスに付加価値を持たせるようにしていくのも良いでしょう。

 

まとめ

データ上だけでも高額収入の方が多く、今後のIoTやAIの重要度上昇を考えても、ITエンジニアへの需要は増す可能性が高いと考えられます。フリーランスを目指すなら、積極的に検討しておきたいタイミングと言えるかも知れません。

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