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フリーランスエンジニアの実態
フリーランスエンジニアはフリーという立場で働くエンジニアです。実際にフリーランスエンジニアとして働きたいという場合、色々と不安もあるといえます。
そこで、どんな働き方の実態があるかや報酬の実態、フリーで働くとスキル向上につながるのかということなどについてご紹介してみたいと思います。
目次
フリーエンジニアの働き方の実態
フリーのエンジニアは新しい働き方として注目を集めている職種です。フリーというのは会社などの組織に所属せずに働く働き方になります。
会社勤務とは異なり、1週間で40時間の勤務というわけではなく、仕事の進め方に対して自身で決めるというスタイルで働くことができ、ある程度裁量を持って勤務時間を決めることができるというメリットがあります。
自身が行う仕事を自分で決めていくため、週3日だけ働く、一日5時間働くという形でペースを決めることもできます。
しかし、仕事を任された以上、仕事を責任を持って仕上げる必要があり、決められた期限までに仕事を任せてくれた人に対して完了した仕事をきちんと引き渡す必要があります。
こうした期限までに仕事が完了するという前提で、自身でペース配分を決めて取り組むことができるのがフリーのエンジニアの働き方になります。
フリーエンジニアの報酬の実態
フリーランスエンジニアの報酬は、仕事ごとに対して支払われるようになっており、会社員のように勤務した時間に対して支払われるというスタイルとは異なっています。
会社員なら、担当者になって複数の仕事を受け持ち、それを全部完成させても給料が大きく変動することはないといえますが、フリーランスエンジニアはフリーの立場で仕事を行い、一つの仕事に対して報酬があらかじめ設定されます。
そのため、複数の仕事を完成させると、それぞれの仕事ごとの報酬を得ることができます。多く完成させればさせるほど報酬は増えるようになるのも特徴です。
このようなフリーのエンジニアで仕事をする場合の報酬については、その仕事ごとに設定されるため、どのような仕事を行うのかによってまちまちです。しかし、フリーランスエンジニアの報酬相場として、ひと月当りの報酬が、60万円から90万円が一般的な金額と言われています。
そうすると、この金額は会社に勤めている場合と比較すると、高い場合が多いです。つまり、フリーランスエンジニアになると、収入が高くなるということも起こってくるのです。もちろんこの数字は平均的なものであるため、それよりも高い人と低い人がいます。
しかし、一般的なフリーのエンジニアになると、会社員時代よりも収入が高くなる人が多いということなのです。
フリーで働くことでスキル向上は見込めるか?
ITの世界は日々新しい技術が生み出され、絶えず刷新されています。数年前経つとその時には新しかった技術も、古くなってしまうということが常に起こっています。では、フリーのエンジニアとして働く場合、そのことでエンジニアスキルの向上は見込めるのでしょうか。
この点についてはエンジニアとして働くという場合には働き方に関わらず、常に自身のスキルを向上させていく努力は不可欠ということになります。会社などに勤めていた時には、会社がスキルアップの研修などの機会を用意してくれていたということも多いといえます。
しかし、フリーとして働く場合には、そうしたスキルアップの機会を自身で用意してスキルを向上させていくことが必要になります。
例えば、エンジニアのための新しいテクノロジーを学べる研修などに申し込んで、最先端のテクノロジーを学んでいくことも必要になりますし、インターネットなどの講座を利用して学ぶということも必要になるといえます。
このような努力を行っている限り、技術が進歩しても常に最新の状態にしておくことが可能です。そのため、フリーランスエンジニアとして働くことでスキルの向上を図っていくことは可能ですし、逆にそれをしなければ時代から取り残されてしまうというリスクもあります。
常に学び続けることが好きだという人はフリーランスエンジニアに向いているといえます。
フリーで働くことのリスクは?
フリーで働くと勤務時間に対する際量も増えたり、収入が増える場合もあり、メリットがありますが、フリーで働くことには同時にリスクもあります。そのようなリスクとはどのようなものでしょうか。
この点については、会社員として働く場合と違って、収入が不安定になりやすいということがまず挙げられます。
フリーのエンジニアは仕事に対して報酬が支払われるようになっているため、会社に勤務するのと比較するとどうしても仕事が多い時期とそうでない時期などがあり、収入は会社員エンジニアよりも不安定になりやすい傾向があります。
毎月安定収入が得られにくいという点はフリーランスエンジニアとして働くリスクです。また、フリーという立場は経営という視点がダイレクトに影響するようになります。収入は増えたけれども、その収入は仕事を行うのに必要な費用も含んでいます。
そのため、仕事を行うために必要な費用が多くかかると、報酬の金額から仕事を行うために必要な費用を引いたらほとんど残らなかったということもあり、この点はフリーで働くエンジニアにとってリスクと言えます。
実際、フリーエンジニアの需要はあるか?
フリーのエンジニアの需要はあるかどうかという点ですが、実際には需要はケースバイケースと言えます。
市場ニーズの高いスキルを用いて仕事ができるフリーのエンジニアに対しては高い需要があり、市場ニーズがそれほど高くないスキルであればあまり高い需要がないという実態があります。
例えば、ウェブサイト制作や、スマホ向けアプリの開発や人工知能などに関わるスキルなどがあれば、開発を求めている企業は増えてきているといわれていますので、需要は高い傾向があります。
まとめ
フリーランスエンジニアとして働きたいと考えている場合、働き方や報酬の実態などを知っておくことが大切です。
フリーの立場で働く場合にはメリットだけでなくリスクもありますし、絶えず新しい技術を学ぶ努力を続けることがフリーランスエンジニアにはとても大切なポイントです。フリーになるなら需要の高いエンジニアを目指しましょう。