システム開発の常駐タイプの仕事のメリット・デメリット
会社勤めを辞めて、数か月独立準備と並行に細かい仕事ばかりしていた頃に以前お世話になっていた取引先の担当営業さんからの依頼で、小さな事務所の運用ソ フトのシステム開発のヘルプ的な役割で常駐で3か月ほどの契約という事で仕事を請け負いました。個人的には常駐タイプの仕事は極力避けて、自宅でできる仕 事を望んで会社勤めを辞めたので、正直に言ってあまり乗り気ではなかったものの、付き合いのある人からの依頼である事、単価も決して悪くない事、そして今 後の自分の将来の不安からも解放とも言えるような理由から引き受ける事にしました
一緒に仕事を行った人も知っている人が多く、職場環境は特に問題のない環境でしたし、依頼内容もさほど難易度も高くないこともあり、残業続きというような 事もありませんでした。実際に契約が終了する頃には、殆ど社員ではないかというような状態で、実際に年齢的に技術者としては厳しいが、営業職として正式に 入社を依頼されたくらいに溶け込んでいましたが、せっかく独立をしたのですから、その時はなにかあればその時にお世話になりますとお断りしました。
結論を言えば、フリーランスとしての常駐型での働き方は、収入面での安定という意味では安心はできますが、私の場合にはたまたま付き合いのあった会社の依 頼でしたので、相場での契約をしてくれましたが、通常であれば、もっと安い単価になっていると聞いています。おそらく先方も今後の事を考えて、とりあえず 仕事を回してくれたというのが本音なのではないかと推測できます。当初は、仕事をこなしながら別の案件なども考えましたが、正直に言って、身体が持ちませ んので20年前ならともかく今の私の年齢では難しいのが実際の所です。メリットを言えば、少なくとも収入は約束されているので満足いく収入よりも低くなる 事が多いのですが、とりあえずは安心できます。デメリットを言えば、常駐してしまうと会社員とやっている事は殆ど同じですので、独立した意味があまりなく なってしまう事も考えられます。
確かにシステムの開発などですと、開発環境や他の人との仕事の流れもあるので勝手に自宅でできるものではありませんので良い勉強になりました。
その後も何度か同じ会社からの依頼やその人の紹介での単独での仕事の依頼も受けられた事を考えれば、最初の仕事の選択肢としては間違いではなかったと今で は感謝をしています。フリーランスとして仕事を受注するのは、技術力よりも営業面やこれまでの信頼関係などが響いてきます。これから独立を考えるのであれ ば、技術力もあるに越した事はありませんが、人脈と信頼は大切にしておくことが重要になるといえます。