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リモートオフィスでも寂しくない!遠隔の仲間と繋がる方法〜第一章〜
みなさんこんにちは、大分は別府からリモートオフィスでSEROKUの開発に携わっている「たっちゃん」です。
この記事では、私「たっちゃん」が、WESEEKで実際に行っているリモートワークの現状と、それに至るまでの過程について、四章に分けてお話したいと思います。
私は、2017年8月に WESEEK に再入社しました。
というのも私事で恐縮ですが、2015年の3月末をもって一度 WESEEK から離れたという過去がありまして、その際は東京→大分(別府)へU(J)ターンしなければならない諸事情が発生したことが要因なのですが、、、それについてはまた改めてお話しするとして、東京から離れなければならないことが判明した時点で会社とは何度か面談をし、その際にリモートワークができないか?という相談もさせていただきました。
ただその当時は、抱えていた案件で常駐の必要がある等の制約があったため実現には至らず、涙をのみながらWESEEKを去ることになりました。そして時は過ぎ、私が改めて WESEEK の一員として働き始めたことがきっかけで、WESEEK全体におけるリモートワークのあり方が変わり始めたのです。
目次
現状のリモートワークに至るまでの過程
事件1:「リモートワークベースのメンバーが初参入」
先述の通り、私は2017年8月にWESEEKに入社しましたが、その時点でまず大分は別府からリモートワークをする必要がありました。
当初は、自宅から私の個人所有の自作PCで、 Slack でのチャットをメインに、飯田橋の本社オフィスメンバーとのコミュニケーションを取っていました。
もちろん、テキストベースの会話だけで、ビデオチャット等は使用しません。
ひとり家にこもり、パソコンに向かってひたすら文字を追う状態でした。
リモートワークの環境としては、コレが第一歩目です。
事件2:「コミュニケーションが取れない!!! ~ビデオチャットの導入~」
「コミュニケーションが取れない!!!」はさすがに言い過ぎました笑
スクラムでの開発をやっているとスクラムMTG等どうしても口頭での情報共有が必要になります。
そこで早速、コミュニケーションが無い状態を打破すべく動き出しました。
どうせならビデオチャットの導入をしてみては?
結果として先のセクションに書いた環境は実は1日だけだったという笑。
まずはカメラの用意
一般的なウェブカメラを自前で用意しました。
音声については、入力はカメラに搭載されたマイク、出力はディスプレイのスピーカーと、特別準備したものはありませんでした。
ビデオチャット自体には一旦、一般的に見てメジャーである Skype を採用
結果:
Skype は、グループビデオの場合
- 1件につき最大4時間まで
- 1日最大10時間
- 1月あたり100時間まで
という制約があることが後から判明
Skype では、ビデオ通話自体が重く映像が固まる、会話が途切れてしまう、繋いでいるだけなのにビデオ通話自体が終了してしまうなどの問題も発生しました。
また、カメラに搭載されたマイクとディスプレイ搭載のスピーカーでは相性が悪いのか?ハウリングを起こすことも。
それに加えて、エコーキャンセラーが原因で、継続してしゃべり続けると音声がだんだん聞こえなくなってしまう問題もありました。
事件3:「救世主達の登場」
ビデオチャット導入を始めてから半月ほど運用していると、先述のいろいろな問題が発生しました。
ここで現状に満足せず、問題の洗い出しから解決までを一貫して行うのが我らWESEEKです!
問題の改善ポイントとしては以下です。
- Skype に代わる代替のビデオチャットツールを選定
- 我々が理想とする使用方法だと、制約に引っかかるため
- ハウリング防止
- エコーキャンセラーにより音声が縮小してしまう問題を解消
まず、 Skype の代替となるツールを探しました。
候補は最近流行りのツールや割と新し目なものなどいくつか挙がりましたが、選考の結果 Google の Hangouts を採用することに
次に、音声の問題ですが、こちらはオーディオ機器等に強いと噂のメンバー ryosuke に、ビデオ会議用のスピーカーマイク機器を選定していただき、会社で用意していただきました。
さらに、エコーキャンセラーにより音声が縮小してしまう問題についても、先と同じくメンバー ryosuke が、Hangouts で使用する GoogleChrome での特殊な設定を指南してくださり、問題がかなり緩和しました。
結果:
おかげさまでビデオチャット自体の品質はかなり向上
- 画質がいい
- 音質がいい
- Skype では、若干だがこもるが、Hangouts ではクリアに聞こえる印象
- 音声が途切れにくい
- Skype と比べて、重くなりにくい(体感)
と良いことづくめで、まるで小さな窓越しにオフィスをずっと眺めているような感じになりました。
さて、このようにリモートワークの環境も着々と整ってきました。
それに伴い、ビデオチャットを介したコミュニケーションにも少しずつ慣れ作業もかなりはかどるようになりました。
ただここで、在宅ワークならではの思わぬ新たな問題が、、、続きは次章で
さいごに
「リモートオフィスでも寂しくない!遠隔の仲間と繋がる方法〜前編〜」いかがでしたか?
最近では社員がみんな物理的に出社することなく、アバターとしてバーチャル出社したりという会社も出てきていますが、我々はまだ人間同士のローなコミュニケーションをリモートで実現するための改善を進めています。
引き続き、後編の公開をお待ちください。本記事を最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
>自作でVideo Chat環境を作って導入した話 〜経緯編〜
>自作でVideo Chat環境を作って導入した話 〜選定編〜
>自作でVideo Chat環境を作って導入した話 〜改善・課題編〜