転職活動を通じて、プログラミングの経験をもっていなかったので、プログラミングの独習を開始していた。 Pythonというプログラミング言語は、特にデータ処理の方に強みがあり、学術的な計算に使用さることが多い言語である。
意外と見落としがち!WindowsとPythonの64ビットと32ビットの組み合わせについて
エンジニアは、プログラミング言語に精通しているだけではなく、コンピューターのスペックにも精通していなければ、務まらない仕事です。コンピューターのスペックの問題は、会社員のエンジニアなら、周りの先輩に聞いて解決できますが、フリーランスエンジニアの場合は、すべて自分で解決しなければならないので、厄介です。
そこで今回は、PythonとWindowsの32ビットと46ビットの組み合わせに迫ってみたいと思います。キャリアのあるエンジニアなら、「そんなこと、とっくに分かっているよ」と突っ込まれそうですが、駆け出し同然でフリーランスになっているエンジニアは、気づかないまま作業をしていることも多いのです。ですので、既に分かっているエンジニアも、少しお付き合いください。
PythonとWindowsの32ビットと64ビットの組み合わせについて
PythonとWindowsの32ビットと64ビットの組み合わせは、次のような組み合わせが考えられます。
・Pythonの32ビットとWindowsの32ビット
・Pythonの64ビットとWindowsの32ビット
・Pythonの32ビットとWindowsの64ビット
・Pythonの64ビットとWindowsの64ビット
結論!PythonとWindowsの32ビットと64ビットの組み合わせはコレだ!
いきなり結論を述べてしまいますが、PythonとWindowsの32ビットと64ビットの組み合わせは、次の通りとなっています。
組み合わせOKなのは?
・Python64ビットとWindows64ビット
・Python32ビットとWindows32ビット
・Python32ビットとWindows64ビット
組み合わせNGなのは?
・Python64ビットとWindows32ビット
Windows32ビットはPython32ビットしか使えない
上記のように、Windows32ビットがインストールされているコンピューターでは、Python32ビットしか利用できません。これは、シンプルな組み合わせなので、誰でも覚えられると思います。
Windows64ビットはオールラウンド
よく勘違いされているのが、「Windows64ビットでは、Python64ビットしか使えない」ということです。しかし、Windows64ビットは、Python32ビットもカバーしてくれます。したがって、組み合わせに悩みたくないエンジニアは、迷わずWindows64ビットを選ぶべきです。今現在、Windows32ビットを使っているエンジニアは、迷わずWindows64ビットにスイッチしましょう!
Windows64ビットと組み合わせた時の特徴について
ここからは、話をWindows64ビットに絞って、「Python64ビットとPython32ビットの組み合わせの特徴」を記していきたいと思います。
Windows64ビットとPython32ビットの組み合わせの特徴
・比較的動作が安定している
・制限にとらわれない対応ライブラリ
・64ビットと32ビットのアンバランスな組み合わせのため、エミュレータを使用。したがって、動作が遅くなることがある
Windows64ビットとPython64ビットの組み合わせの特徴
・ビッグデータの画像処理や計算ができる
・とにかく動作が快適
・対応ライブラリの数に制限がある
パフォーマンスを求めるならWindows64ビットを選ぶべし
上記のような特徴を見る限り、Pythonエンジニアは、やっぱりWindows64ビットを選ぶべきだと思います。フリーランス案件は、スピードが命ですから、コンピューターがいちいちストップするようでは、仕事になりませんからね。特に、人工知能を開発するようなビッグデータの案件は、コンピューターの動作が軽くないと話になりません。
64ビットと32ビットってそんなに違うの?
このように比べてみると64ビットと32ビットは違いがあるものの、あまり大きく違っているようには見えませんよね?64ビットと32ビットってそんなに違うものなのでしょうか?
使えるメモリの上限が違う
32ビットのコンピューターは、「それは4GBまでしか使えない」という壁があります。これは4GB以上のメモリを積んでいても4GBまでしか使えないのです。そのため、「メモリをたっぷり積んでいるはずなのにコンピューターの動作が遅いなぁ」となっている駆け出しエンジニアはたくさんいます。
ところが64ビットのコンピューターなら、4GBの壁がなくなるため、たっぷり積んだメモリを思う存分使うことができるのです。この使えるメモリの差は、長時間作業すればするほど如実に実感することでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、PythonとWindowsの64ビットと32ビットの組み合わせに焦点を当ててみました。意外と、分かっていたような気になっていて分かってなかったエンジニアも多かったのではないでしょうか?もし、アンバランスな組み合わせをしていたエンジニアは、これを機にコンピューターのスイッチを検討してみてください。そして、バリバリPython案件を受注して稼いでしまいましょう!