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案件選び放題のエンジニアに訊くフリーランスの逃げ切り術【後編】
フリーランスとして生き残るための「逃げ切り」術。収入源は複数確保せよ。
フリーランスとしてやっていく上で、大事にしていることはなんですか?
やりたくない仕事はやらないということですね。お金、住む場所、時間、仕事内容、僕は全部大事です。自分の決めたラインがあって、それを全てクリアした案件だけを受けるようにしています。さらに、仕事内容もその時自分がやりたいことにマッチしている方がいいし、働く人や風土もマッチしている案件が良い。…僕、わがままなんですよね(笑)
こうした選択ができるのも、僕がブログとかFXとかセドリとか、エンジニア以外の収入源を確保できているからだと思います。エンジニア以外に収入源があると、仕事が選びやすくなります。エンジニア以外の収入源の確保について、みんな難しそうと言うんですが、意外と簡単なんですよ。
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エンジニアをやりながら他のことを立ち上げるって難しいと思うのですが、うまくやるコツなどはありますか?
すべて同時に立ち上げようとするのは、あまりオススメしませんね。1つずつ立ち上げていくと良いと思います。まずエンジニアとしてやるのであれば、良い案件を探すコツをつかんで、仕事が途切れないという状態を作ってから、エンジニア以外の領域を徐々に広げてみたら良いと思います。
様々なものに同時に手を出してしまう人が多いですよね。そうすると、どれも手付かずになってしまうので、まずはエンジニアならエンジニアとしての基盤をつくることが大事だと思います。
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エンジニア以外の収入源が大事という話でしたが、フリーランスとして生き残るために他に必要な力は何だと思いますか?
フリーランスとして生きるのであれば、ブラック企業の案件を見抜く力があったほうがいいと思いますね。あとは、自分がどのような案件なら満足して働けるのかを理解しておくこと。たとえば、僕のケースで言うと、官公庁系の案件や金融系の案件はスーツ着用が義務なので、初めから受けないと決めてたりします。
あとは、フリーランス同士の情報交換は大事にした方が良いと思います。いろいろなエンジニアに相談したりして、こういう案件を受けた方がいいとか、逆にブラック企業だから避けた方がいいなどの判断基準を形成していくことで、良い選択ができるようになると思います。
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山本さんは自身のブランディングに、「逃げ切り」というキャッチコピーを使っていますが、具体的に「逃げ切り」とはどういう意味なのでしょうか?
僕は、小規模でも良いのでゲームのように楽しめるビジネスを作って、お金や時間に余裕をもてる生活ができたらいいなぁと考えています。その標語的な意味合いで「逃げ切り」という言葉を使っています。楽して稼げる仕事はないですけど、できればラクに楽しく稼ごうぜという意味での「逃げ切り」ですね。
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山本さんは、今後どのようなことをやっていく予定ですか?
今、エンジニアとしては週3日くらいの勤務なんですよ。なので、今後もフルタイムというよりは、週3勤務とかリモートワークなどでフレキシブルに働いていきたいですね。浮いた時間で、他の仕事がしたいと思っていて、将来的にはエンジニアから離れていこうかなと思っていますね。
プログラミングは好きなので、ずっと細々とはやると思うんですけど、好きなアプリを作って楽しむという程度ですかね。企業に雇われる、フリーランスでやるという以外の形で続けていきます。
浮いた時間はブログやアフィリエイトに使いたいと考えています。自分のエンジニア経験を書きます。それが役に立つと言ってくれる人もいて、そういう声を聞くと嬉しいんですよ。
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―――ありがとうございました。フリーランスとしての生き残り方、案件選びのスタンスなど、普段なかなかお聞きすることのできない貴重なお話をお伺いすることができました。
やまもとりゅうけん
Profile|神戸大学 経営学部卒業後、新卒でSIerに入社。まったくの未経験からエンジニアを目指すもわずか11ヶ月で退職する。その後、派遣のSEとして数々の現場を経験。弱冠26歳にしてフリーランスへ転身。現在、フリーランスとして4期目を迎える。