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プログラマーの在宅求人を探す方法
オフィスに通勤する働き方が難しいプログラマーや自由な働き方を求めるプログラマーにとって、在宅で働ける求人があるかどうかは大きな問題です。
そんなプログラマーが在宅の求人を探す方法と、求人を探す際に知っておくべきポイントについて解説します。
在宅可能なプログラマーの求人状況
国内のIT企業ではエンジニアやプログラマーの人材が不足傾向にあり、所属する社員だけでは業務をカバーしきれないのが現状です。そのため中途採用や業務請負契約の形でプログラマーの求人を募集しているIT企業は多く見られます。
そうした求人の多くは企業のオフィスに常駐する必要のある案件ですが、中には在宅勤務が認められる求人案件も少なくありません。プログラマーの仕事はデータのやり取りを通じた納品が可能なため、必ずしもオフィスに常駐する必要がないという特徴を持ちます。
会社側との連絡手段も現在ではインターネットを利用したさまざまなコミュニケーションツールが発達し、在宅でのリモートワークが可能になってきているのです。
そうした情報インフラの整備を背景に、プログラマーの在宅案件は増加傾向にあって、求人も以前より探しやすくなっています。
近年になって活況を呈しているクラウドソーシングは、個人向けに仕事を募集するクライアントと仕事を受注する個人との仲介を行うサイトです。フリーランスとして活動するプログラマーや空き時間を利用して収入を増やそうとする副業プログラマーにも、こうしたクラウドソーシングサイトが多く利用されています。
クラウドソーシングで募集されている案件の大半はインターネットを通じたやり取りを前提としており、プログラマー向けの案件もまた在宅で仕事が完結できる点が特徴です。
クラウドソーシング以外にも一般の求人サイトやフリーランス向けエージェントなど、在宅でできるプログラマーの求人を探す方法は複数あります。
在宅プログラマー初心者にはクラウドソーシングがおすすめ
プログラマーが在宅の求人を探す手段は他にも考えられますが、初めての在宅勤務を模索している初心者の場合は、クラウドソーシングを利用するのが最も無難です。
クラウドソーシングは過去10年ほどの間で爆発的に普及したプラットフォームで、プログラマー向け案件が多いサイトとしてはクラウドワークスとランサーズが挙げられます。
このようなクラウドソーシングサイトではプログラミング関連の案件だけでなく、データ入力やライティングなど多種多様な仕事が募集されています。単発のタスク案件から中長期的な契約が中心のプロジェクト方式まで、クラウドソーシングの受注方法もさまさまです。
他の手段ではプログラマーの在宅案件がなかなか見つからないようなケースも想定されますが、在宅の案件が豊富なクラウドソーシングなら仕事がないということがほとんどありません。クラウドソーシングで仕事を募集しているクライアント企業の側でも、在宅での作業を前提として案件を作成している例が大半です。
後述するエージェントなどと比べて、クラウドソーシングの募集する案件は単価が全般に低めとも言われていますが、案件によってはクライアントと条件交渉が可能なケースもあります。
子育てや介護などさまざまな事情で在宅勤務を希望しているプログラマーにとっては、案件の単価よりも求人がすぐに見つかるかどうかといった点の方が緊急の課題です。
在宅の仕事を探すストレスが少なくて済むクラウドソーシングは、そんなプログラマーが優先的に利用すべき手段だと言えます。
クラウドソーシング以外で在宅求人を探す方法
クラウドソーシングは在宅のプログラマー案件を探しやすい点というメリットがある一方で、安定して高収入を維持するのが難しい面もあります。
特定の企業と雇用契約や業務委託契約を結んで安定した収入を確保しながら在宅勤務を実現させるには、他の手段も検討していかなければなりません。
一般の求人情報サイトに掲載されているプログラマー募集の案件にも、数は決して多くないながら在宅OKの案件がしばしば掲載されています。特にIT業界やエンジニア向け案件に特化した求人情報サイトなら、在宅プログラマーの求人も見つけやすいものです。
特定の企業と雇用契約を結ばずフリーランスのプログラマーとして在宅の仕事を受注したい場合は、フリーランス向けの求人が多く集まるサイトの利用も検討に値します。
中でもレバテックフリーランスやMidworksなど、フリーランスエンジニア専門のエージェントは有力な手段の1つです。フリーランスエンジニア専門のエージェントは登録会員だけが紹介してもらえる非公開案件も多く、報酬はクラウドソーシングなどと比べて全般に高単価となっています。
フリーランス向けエージェントの求人はリモートワーク可能な案件が少なめで、どちらかというと、常駐型の案件が多い点は在宅勤務を目指すプログラマーにとって悩ましい要素です。
こうしたエージェントで数少ない在宅案件を獲得するには、複数のサイトに登録して粘り強く求人を探す必要もあります。所属していた会社を退職後にフリーランスのプログラマーとして独立するような場合には、在職中の人脈を生かして在宅可の求人を知人に紹介してもらうという手もあります。
プログラマーの在宅求人を探す際のポイント
在宅でできるプログラマーの求人を探す方法には以上のように複数の手段が考えられますが、仕事の探しやすさと得られる収入はトレードオフの傾向も見られます。
在宅案件が探しやすいクラウドソーシングでも有利な条件で仕事が募集されるケースは多々あるとは言え、そういう案件は概して競争率が高いものです。
クラウドソーシングで受注しやすい案件は単価が低めの仕事が多く、会社在職中に高収入を稼いでいたプログラマーにとっては収入が物足りないと感じる可能性もあります。
当初は在宅プログラマーとして低単価の案件でも多くこなしながら実績を積んでいけば、クライアントの信頼を得て高単価の案件も受注しやすくなるものです。
高単価の求人が多いフリーランス向けエージェントになると、完全在宅可の案件は求人数がどうしても少なくなります。初めて仕事を依頼するフリーランスのプログラマーに対して在宅で仕事を依頼するのは、目が届かないので不安だとしている企業も少なくありません。
当初は常駐案件の形で契約を結んでオフィスに出向し、相手の信頼を得てから在宅勤務への移行を提案することも可能です。最初から完全在宅の求人を探すよりも、オフィス常駐から在宅への移行を目指す方が仕事を見つけやすくなります。
高収入が稼げる在宅プログラマーの求人を見つけるには、以上のような柔軟性をもって仕事探しに取り組むのが賢いやり方です。
フリーランス向けのエージェントの間でも業者によって得意分野が異なる面がありますので、前述の通り複数のエージェントに登録しておけば在宅求人が見つかる確率も高まります。
まとめ
プログラマーの在宅案件は報酬が高単価な案件ほど求人数が少ないため、そうした有利な条件の仕事を見つけるには以上に挙げたような工夫が欠かせません。そこまでの好条件を求めないというプログラマーなら、案件数が豊富なクラウドソーシングを利用した方が仕事探しのストレスも少なくて済みます。