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陣痛でも仕事?!女性エンジニアが語る在宅で成果を出す働き方

「美しすぎるフリーランスエンジニア」インタビューの第一弾は、1児の母としてスキマ時間を活用し、敏腕エンジニアとして活躍する吉岡綾さん(以下、吉岡さん)。21歳にして独立し、結婚・妊娠・出産・育児のライフイベントをフリーランスエンジニアとして迎えた吉岡さんに女性から見たフリーランスの働き方についてお話を伺った。

女性フリーランスエンジニア、吉岡綾さん

陣痛の間も、授乳しながらも仕事!?出産でもキャリアが途切れない働き方。

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1年間の会社員経験の後、すぐに独立されたとのことですが、フリーランスとして働くことを意識されたのはいつ頃からですか?

高校生くらいからでしょうか。父が会社を経営していて、幼少期から家で働く姿を見ていたので、私にとって家で働くことは自然なことでした。なので、将来はフリーランスになろうと漠然と考えていました。フリーランスの中でも、在宅とリモートワークにこだわっています。

電車で通勤するのが少し苦手ということもありますが、子供がいるというのがリモートワークを希望する一番大きな理由です。私は子育てに積極的に参加したいので、最大限子供との時間を作りたいと思ってるんです。なので、今は主人がいる休日や子供が眠った夜の時間帯に仕事をしています。

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家事に育児に仕事にと、一見すごく大変なんですが、どのように両立されているんですか?

他の人からしたら「大変だね」と思われるかもしれませんが、そんなことないんです。たとえるなら、私にとって仕事はスマホゲームと同じで、”スキマ時間を活用して、楽しめる”そんな感じです。クライアントが聞いたら、怒られちゃうかもしれませんが(笑)プログラミングをしていること自体が好きなので成立しているのかもしれません。

 

女性で会社に勤めている場合、”出産”というライフイベントがあると、産休・育休を取得して、完全に職場から離れてしまうのでキャリアが途切れると思うんですね。でも、フリーランスはそうなることがありません。私は陣痛の間も、授乳しながらも仕事をしていたんです。子供が寝ているときにちょこっとだけ仕事をしたりとか。

 

子供が新生児のうちに働けるママさんはなかなかいない中で、私は恵まれていると思いました。仕事人としてキャリアを途切れさせたくないと思っている人にとってはフリーランス、リモートワークの働き方は良いと思いますね。

女性フリーランスエンジニア、吉岡綾さんの自宅作業の様子

確かに、キャリアを大切にしている女性にとって、時間や場所を問わない働き方は魅力的ですよね。他にリモートワークに向いている人はどんな方ですか?

 

「人と交流する中でモチベーションが高くなる人」と「自分でモチベーションを上げることができる人」の2つのパタンーがあると思っています。

前者の方はあまりリモートワークには向いていなくて、一人で仕事をしているとどんどんモチベーションが下がって、アウトプットがなくなっていくと思いますよ。私は後者で、一人でも案件をやればやるほど、モチベーションが上がっていくので、リモートという働き方に向いていると思っています。

 

あとは、遠隔だからこそ気遣いができる方ですかね。クライアント側もリモートって不安だと思うんですよ。「ちゃんと進んでるかな」「きちんとやってくれてるかな」って。なので、レスポンスは可能な限り早く返すようにしていて、たとえば「今すぐはできませんが、○日には出します」というような感じで早めのリアクションをするように心がけています。

他にフリーランスとして働く上で大切なことは何かありますか?

未経験の案件がきたときに対処する術を持っておくことです。経験したことがある案件が再び来ることって珍しいと思うんです。なので、未経験の案件がきた時、それについて検索してなんとかできるようなスキルをつけるとか、周りに相談できる繋がりを持っておくとか、自分で解決する術を持っていた方がいいですね。

 

私は人に質問するのが苦手なので、検索で解決する術を身につけました。仮に日本語の記事がなかったとしても、英語の記事をなんとか解読して、解決するようにしています。

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”投げ出すことが許される環境”を作りたい。ラシュリエ創立の背景を聞く。

Web系フリーランス集団『ラシュリエLLP』の代表を務められているとのことですが、具体的にどのような組織なんですか?

たとえば、「請け負った案件が想定していたよりも工数が大きくなり一人ではやりきれない」という場合や、「体調を崩してしまって仕事を続けられなくなった」という場合、お手伝いしてくれる人を探して、パスすることができる組織です。言葉を選ばずに言うと、『ラシュリエLLP』というのは”投げ出すことが許される環境”。途中でやり切れなくなってしまった人をフォローするための組織です。

 

というのも、フリーランスって自分以外に助けてくれる人がいないじゃないですか。私も過去に苦い経験があって、今でも鮮明に覚えているのですが、40度近くの高熱を出して、家の中を這って歩くくらい体調が悪いときがあったんです。そのときちょうど納品を控えていたので、クライアントに相談したのですが、「頑張ってください」としか返事がありませんでした。その時に「フリーランスとして働くってこういうことなんだな」って思ったんです。もし、会社員としてチームで仕事をしていたら、だれかが助けてくれたと思うのですが、フリーランスは全て自分でなんとかしなければなりません。

 

特に病気を抱えいる方などは、その日の体調によって仕事ができない日があると思うんです。そんな方が「もし途中で仕事ができなくなってしまっても大丈夫」と思うことで、仕事に前向きになれたらいいなと思っています。今後はフリーランスとして個人の仕事を受ける傍ら、そういった方に対して広く支援をしていければと考えています。

 

ありがとうございました。母として、フリーランスエンジニアとして自身のライフスタイルを確立されている吉岡さんのお話は、多くの女性エンジニアにとって参考になるものだったのではないかと思います。将来的にフリーランス転身を視野に入れている女性のロールモデルとして、ますますのご活躍を期待しています。

女性フリーランスエンジニア吉岡綾さん、愛猫との様子

 

◇ラシュリエLLP
https://lachelier.com/

 

女性フリーランスエンジニア吉岡綾さんのプロフィール写真吉岡 綾
Profile | 専門学校在学時、複数のベンチャー企業にプログラミングのアルバイトとして参画。インターンを経て入社した会社が事業方針転換を機に解散。それを機に、弱冠21歳にしてフリーランスに転身する。1児の母として家事や育児をする傍ら、多くのリピートクライアントを抱えており、Web系フリーランス集団『ラシュリエLLP』の代表も務める。

 

 

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