プログラミング言語別の年収ランキングで、1位に輝いた実績を持っている「Python」。そんなPythonを覚えて、フリーランスエンジニアになり、会社員時代を遥かに凌ぐ高年収を稼いでいるエンジニアは増えています。そのため、 […]
Pythonを扱えるフリーランスエンジニアは会社員のエンジニアと結局一緒?
Pythonを扱えるエンジニアは、いろんな企業から歓迎されます。そのため、転職して高収入を得るのは、さほど難しいことではありません。しかし、フリーランスエンジニアで高収入を目指すのも、魅力的ですよね?ところが、「フリーランスも会社員も、そんなに変わらないよ」なんていうフリーランスエンジニアも多いのです。その真意は、どんなところにあるのでしょうか?
目次
フリーランスでも会社員でも変わらないこととは?
前述したように、「フリーランスも会社員もそんなに変わらない」という説はありますが、100%同じというわけではありません。
変わらないことその1、気が向かない案件もやらなければいけない
会社員のエンジニアは、自分が不向きな案件や興味がない案件も、やらなければなりません。しかし、フリーランスエンジニアになれば、そんな案件から解放されると思っていませんか?
食べていくためには仕事を選べないこともある
しかし、必ずしも興味がある案件だけ受注できるとは限りません。食べていくためには、嫌な案件も引き受けなきゃいけないことが多いはです。これは、駆け出しのフリーランスエンジニアに多く見られます。
どうせなら自分のスキルを上げてくれる案件を選ぼう
気が向かない案件を、ただ淡々と受注するようでは、フリーランスエンジニアになった恩恵を受けられません。そのため、自分のスキルを上げてくれそうな案件を受注してください。そうすれば、いやいや受けている案件でも、身になってくれるはずです。
変わらないことその2「責任者」のようなプレッシャー
会社員のエンジニアとして、キャリアを重ねるようになると、プロジェクトの責任者に就任することもあると思います。その時のプレッシャーってかなりのものですよね?それは、フリーランスエンジニアになってもついてくるのです。
クオリティキープのプレッシャー
会社員の頃は、周りのエンジニアに助けられて、クオリティキープできていた側面は多いでしょう。しかし、フリーランスになったら、自分のスキルだけでクオリティキープしなければなりません。それは、相当なプレッシャーなのです。
納期に迫られるプレッシャーも深刻
プログラミング案件は、必ず納期が決められています。もし、納期に間に合わなかったら「あのエンジニアは納期を守らない」という噂が広まって、受注がストップするかもしれません。そうなったら、今後の単価アップも望めないでしょう。
変わらないことその3、人間関係
セクハラ、パワハラ、ポジション争い、苦手な上司、etc。会社特有の人間関係って、本当に厄介ですよね。フリーランスエンジニアになれば、そんな人間関係から解放されると思われがちですが、そうとも限りません。
クライアントと揉めるのはよくあること
フリーランスエンジニアは、クライアントと良好な関係をキープしておかないと、案件が途絶えてしまいます。それは、実際によくあることで、困っているフリーランスエンジニアは多いのです。
客先常駐は会社員時代とほぼ同じ
客先常駐は、在宅案件より単価が高いので、好んでいるフリーランスエンジニアはたくさんいます。しかし、客先常駐は出勤して働くため、会社員時代とほぼ同じスタイルになるのです。そのため、会社員時代と変わらない人間関係に、悩まされるかもしれません。
飲みの誘いが結構なストレスになる
日本には「付き合い」という文化があるため、客先常駐でも「飲みの誘いなんてめんどくさいなぁ」と思いながら、渋々付き合うことって多いと思います。はっきり断ると、今後働きにくくなりますし、ついていくと「せっかくの自分の時間が...」なんてことになりかねません。このような人間関係に悩みたくないなら、徹底的に在宅案件にこだわった方が良いと思います。
変わらないことその4、社会人としてビジネスマナー
在宅案件をメインに受注していたとしても、社会人としてのビジネスマナーは、必要不可欠です。これが、客先常駐となれば、言うまでもありません。
メールやSNSでのやり取りは要注意
メールやSNSといった文章でのメッセージのやり取りは、誤解を生むことも多いため、ビジネスマナーを強く意識してください。そのため、フリーランスエンジニアになる直前に、改めてビジネスマナーを勉強し直すことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?このように見てみると、フリーランスエンジニアも、会社員のエンジニアも、苦労する共通点は多そうですね。しかし、これは、フリーランスエンジニアになっても「会社員時代の教訓をそのまま活かせる」というメリットです。そのため、真面目に会社員をしていれば、さほど苦労はしないと思います。エンジニアの中には、軽くPythonを覚えて、すぐフリーランスになってしまうケースも見られますが、やっぱり一度会社員を経由する必要はありそうですね。社会人経験って、やっぱり偉大です。