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Web開発(PHP)案件で在宅副業したリアル

性別:男

年齢:30

住所:東京都板橋区

家族構成:独身

本業:Webエンジニア

副業を始めようと思ったきっかけ:小遣い稼ぎ

副業内容:PHPでのサイト改修、ライティング等

副業開始スタート:2012年4月~

月次の収益:2万円?10万円(うちPHP案件が0?8万円)


副業を始めたきっかけ

初めての副業は、今から7年ほど前に遡ります。本業として勤めていた会社のスタイルが「残業が少ない代わりに給料も控えめ」であり、時間はあるが余暇に使える小遣いが少ないという悩みが常につきまとっていました。

当時既にPHPでのWebエンジニア兼インフラエンジニアで、超一流とは行かなくとも人並み程度にプログラムを書くことはできていました。会社で回ってくる案件も特に無理なくこなせていたため、同じような開発案件を個人で受注して少しでも小遣いの足しにできないかと考えたことがPHP案件の副業を始めたきっかけです。

ただ、きっかけとしてはそれが一番大きいのですが、他にも「勉強になって本業の足しになるだろう」「暇つぶしにちょうどいい」といったあたりも動機となり副業を後押ししました。

PHP開発案件を副業にするメリット

ビジネスマン

何と言っても最大のメリットは、本業の足しになるという点です。Webエンジニアに限らず、技術職は他人の仕事を見て学ぶ職人的な部分が多くありますが、副業をすることによって他の会社や個人のプログラムを見る機会が発生するため、副業を始めてからの5年間は特に自分自身で技術的に成長できたと感じています。

また、案件規模が報酬ベースで数千円?数百万とピンからキリまで存在することも、どちらかと言うとメリットに属します。開発案件は基本的に1件の規模が多い傾向にありますが、PHPの場合は「サイト改修をサクッと頼みたい!」といった小さい改修案件が数千円前後から存在します。そういった小さい案件は、知識と経験次第では15分足らずで完了する場合もありますので、まさに副業向きだと思います。

PHP開発案件を副業にするデメリット

落ち込むビジネスマン

自分自身で感じた最も大きなデメリットは、何と言っても「依頼者が少ない」です。PHP案件はエンジニア案件の中でも圧倒的に依頼が多いと言われていますが、それでも体感的には非常に少なく感じます。ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシング大手のサイトを見ても分かる通り、1件の案件に対して5件10件といった多数の依頼がある状態です。

また、依頼者が少ないため、仕事の量が不安定である点も大きなデメリットだと感じます。案件によってかかる時間もまちまちとなるため不安定性に拍車がかかり、場合によっては月内完了案件が0となってPHP案件だけでは副業収入が0円となってしまうこともあります。

これらを解消するためにもっと多くの案件を取ったり、はたまた大きな案件を取ったりするのは、副業である以上厳しいと言わざるを得ません。

WEB開発の副業で工夫していること

上記デメリットを解消するため、私はいくつかの工夫をしています。

まず、月内稼働時間をかなり厳格に定めました。私の場合は平日1時間休日3時間、1週間あたり11時間、毎月40時間?50時間稼働すると決め、それ以上にもそれ以下にもならないよう本業や私生活を工夫しました。そしてそれをベースに受注を調整していました。PHP案件であればバッファも含めて3時間?20時間と少し多めに取って調整し、無理のない範囲で最大限効率的な稼働ができるようにしました。

また、仕事単価にムラがあるのもPHP案件の特徴です。他の言語の案件よりも単価の幅が大きいため、相場観がはっきりわかりづらいことが主な原因ではないかと考えています。

この単価や相場観は依頼者の感覚に完全に依存するため、ここ3年ほどはクラウドソーシングサイトからの受注は基本的に行わず、個別にビジネスイベントや友人のコネで営業を行い、同じ相場観を持った依頼者から直接案件を受注することで収入安定化につながるようにしています。

Web開発案件の副業における今後の見通し

PHP案件での副業についての今後の見通しですが、当面は今のようにコツコツと他の種類の案件を重ねながら続けることはできるものと考えられます。

理由としては、PHP自体がまだ当面はサーバサイドのWeb開発言語として圧倒的シェアを持っており、5.4以降はパフォーマンス面での改良を続けているためかそのシェアが数年来落ちていないことが挙げられます。実際、執筆中にもクラウドソーシングサイトを見て回っていましたが、少ないと叫ばれるエンジニア案件の中にあってその半数程度はPHPの関係する案件です。

PHPを凌ぐ手軽さと高機能さを持つ言語が彗星のように現れでもしない限りは、副業としてこなせる程度のPHP案件は存在し続けるのではないかと考えています。

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